2011年08月10日

デイケア・リワーク活動

暑中お見舞い申し上げます。要です。

 移転に際しては、多くの方々にご不便をおかけしました。皆様のご協力のもと、無事に移転開設ができました。心より感謝申し上げます。

 さて、当院デイケアでは、気分障害による休業からの復職支援(リワーク)に取り組んでいきます。病気を骨折に例えれば、骨がくっついた後の、機能回復リハビリテーションに相当します。
 ここ数年の間に、勤労者の精神不調に関しても、その企業が責任をもって療養・回復サポートを担うよう、国の方針も決定されてきています。また、厚生労働省は、これまでの、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病の4大疾病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を発表しています。これは、WHOが示す世界的な傾向とも連動しています。

 うつ病を患う人が増え、復職サポートの必要性は高くなっていますが、その役割を担う専門スタッフや施設が間に合っていないのが現状です。すでに取り組まれているリワーク活動と、当院でこれまでに培ってきたグループ療法(認知行動療法を含む)の経験とをあわせて、よりよい「場」を提供していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
posted by かなめクリニック at 07:25| 精神科・心療内科

2011年07月25日

内覧会のご案内

謹啓 
 梅雨も明け、夏の青空のまぶしい季節となりました。皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたび当院は、8月1日より北方2丁目8−4の地へ移転しまして、精神科デイケア・リワークを開設させて頂く運びとなりました。つきましては、下記のように内覧会を催し致します。近隣の方々や、ご関心のあります皆々様方に、おこし頂ければ、大変嬉しく思います。まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。今後とも、地域医療として皆様のお役にたてるようにつとめて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。   
謹白


【日時】
平成23年7月31日(日)
午前10時より午後4時

【場所】
〒802−0841小倉南区北方2丁目8の4
バス:西鉄バス 北方小学校前バス停すぐ
駐車場:30台ほどあり


医療法人 要会 かなめクリニック
    院長  要 斉
posted by かなめクリニック at 12:15| 精神科・心療内科

2011年07月05日

〜 SADグループ時間変更のお知らせ 〜

皆様こんにちは、要です。梅雨もあけ、夏の青空のまぶしい季節となりました。
さて、いよいよ平成23年8月1日より、〒802−0841小倉南区北方2丁目8の4(スーパーサンク北方店の前、北方小学校横の西鉄跡地)へ移転しまして、新規に精神科デイケア・リワークを開設致します。今、世の中に必要とされる集団療法を幅広く提供できるようにと、スタッフ共々、尽力して準備をしております。
従来、SAD(社交不安障害)グループ療法を、毎週土曜日PM2時より4時まで行っておりましたが、今後は毎週水曜日PM12時半より3時半にて、デイケア活動の一環(ショートケア)として行うことになりました。また、第2、第4土曜日は、AM10時からPM1時と時間を変更して、今で通りのSADグループを行って参ります。詳しくは、スタッフまでお問い合わせ下さい。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。( 8月は、20日、27日の土曜日がグループ開催になります。)  注)電話番号 093-931-4100 は変わりません!
                      平成23年7月5日
                     かなめクリニック  院長 要 斉
posted by かなめクリニック at 18:40| 精神科・心療内科

2011年02月19日

クリニック移転と新規デイケア開設のお知らせ

みなさま、おはようございます。要です。今年の冬も厳しかったですね。2月19日は暦の上で、雨水(うすい)、と呼ばれ、初春を迎えたことを意味するそうです。暖かくなり、雪がようやく溶けて雨になって降りだす季節ということです。

さて、当院では、グループ(集団)での治療をとりいれはじめています。社会不安障害(=社交不安障害、SAD、はずかしがり)の治療より開始させて頂きました。文字通り、人前での緊張を、秘密の守れる安全な場所としてのグループをつくり、互いに交流しながら治癒していってもらう場所の提供をさせてもらっています。互いを尊重することを基本に、大いに楽しく恥をかいてもらいながら、馴れていってもらいます。緊張をこえると、そこは天国だった、とは言わないまでも、生活が楽しくなっていくように感じます。また、何人かの方には、うつ病からの回復時にグループへ参加してもらうようにもなりました。さらに、パソコン教室、あみもの教室としてのグループ活動もはじめています。丁度よい緊張感(=このぐらいなら何とかやれるかも)のある、守られた社交(=居場所)は、元気をとりもどすのに、とても重要なように思います。時に、何も会話なく、ただ空間に一緒にいるだけでも癒されることさえあるようです、互いに。
そのような適度な居場所や、さまざまな遊びのある集団が減ってきていることも、世界的な昨今の生きにくさや、「うつ」のひろがりと関係しているように感じますし、すでに多くの人が指摘しているところです。そこで当院では、これまでの個人個人での治療に加えて、集団での環境療法をさらに広く取り入れ、希望に応じた治療的サポートの幅を広げていければと考えました。そのために、より広い場所へ移転しての精神科デイケア、ショートケア、集団療法を行っていくように予定しています。場所は、北方2丁目8の4(スーパーサンク北方店の前、北方小学校横の西鉄跡地)になります。平成23年2月19日より建築を開始し、8月1日より移転開設の予定となっています。もちろん、ご心配には及びませんが、当院を利用されています方で何かありましたらスタッフ等へご遠慮なくご質問下さい。どうぞ、よろしくお願いいたします。
posted by かなめクリニック at 08:58| 精神科・心療内科

2011年01月29日

社会不安障害のまとめ(SAD10)

 ご無沙汰しております。筆無精しておりました。書こうと思いながら、月日が流れて、あっという間に1年半!自分でも驚いています。ずいぶん重たい筆になっていました (^^;)。この間、いろんな変化があったことと思います。私の髭にも白髪が増えてきました。

第一回 社会不安障害のあらまし
第二回 不安の性質と「慣れ」について
第三回 社会不安障害の成り立ち・森田療法
第四回 社会不安障害の自然軽快・治り方・認知行動療法について
第五回 社会不安障害の治療の進め方について
第六回 社会不安障害の治療の進め方について2
第七回 社会不安障害の治療の落とし穴
第八回 緊張・不安と成績との話
第九回 不安を強めるもの・予防対策

として、これまで書いてきました。

SAD治療のまとめ

 まず、病気の回復で、一番大切なものは、「自尊心self-esteem」ではないでしょうか。自己肯定感とも呼ばれます。それは、『病気や障がいなどの困難の中にあって、「それでも自分の生には意味がある」と、積極的に思えるようになる、そんな立ち向かう心のエネルギーのこと』、を示していると思います。元来の自尊心レベルの問題もあるでしょうが、病気、それ自体が自尊感情を傷つけます。 「自分にも、現在の問題を受け入れて解決する力がある。求めれば、支え協力してくれる人も集まる」と思えだした人は、ひとりでに治っていくようにさえ思います。心を開き、問題をオープンにして、主体的にあれるよう願っております。
一方で、ある心理学者は、自尊心 = 成功(分子) / 願望(分母)という公式を提唱しています。つまり、要求水準(願望)が高すぎることも、結果として自尊心の低下につながるということです。「足るをしる」という言葉のような解釈もあるでしょうし、ステップバイステップとして実現可能なところへ、おりあいをつける、という意味に受け取ってもよいと思います。

 次に、当院ではSAD治療での原則を次のように提唱しています。
1. とびこむ
2. 集中
3. ひらきなおる
4. うまくやろうとしない
5. Skillをみがく
6. Post-mortemに気をつけて!

と挙げています。

1.「泳げるようになるための一番の方法は水に飛び込むことだ」との言葉の通りです。不安場面にチャレンジしてみなければ、回復はありえません。何とか乗り越えられそうかな!?というところからやっていくことがコツで、なるべく主体的・積極的参加であることが重要です。受動的であれば、結局のところ苦痛を堪え忍ぶといった回避がおこりやすいためです。そのためには、好奇心をはたらかせ、心のアクセルをふみ、心のブレーキを外すことが必要になります。やりおえたあとに、悪いシーンばかりを寄せ集めて、我が生涯の汚点のように記憶をゆがめてしまうことが、Post-mortem(あとでくよくよ考える)という現象です。そこに気をつけて、やりおえたあとは、自らの勇気をたたえ、プラスの意味を見逃さないようにひろいあげ、次につながる記憶としてとどめましょう!

2.緊張場面では、まわりの目が気になります。しいては、まわりの目になったつもりで自分をみて、まわりの人たちが自分のことをどう思っているか想像を働かせてしまいます。手が震える、汗がでる、など自分の身体症状にもかなり神経質になり気づきますし、それを隠そうと力が入ったりもします。そのようなことに気をとられながら、スピーチをしたり書字をしたりしますので、気が散って頭は真っ白になってしまうのは当然の結果です。自分のやろうとしていることだけに集中できれば、極端に言うなら、1人だろうが大勢の中だろうが同じ、といった心理状態が理想になります。症状をあるがままにして、やっていくということですが、ある程度の「はじ」を覚悟しなくてはなりません。

3.恥をかく覚悟というのはとても大切です。人間や世の中に完璧がないことを受け入れ、ミスや欠点はある程度仕方ないとみる見方です。当たり前のことですが、たとえはじをかいたとしても、死ぬことはありません。ひらきなおる、覚悟を決める、ことと同じで、いいかえるなら「最悪の事態を受け入れる覚悟をする」ということになります。そうすることではじめて、挑戦する勇気がでてきます。失敗をおそれていては、何事にもチャレンジはできません。ある程度のマイナスを覚悟することで、プラスに目を転じることができるということでもあります。

「剣の下こそ地獄なれ、一歩進め、そこは極楽」 宮本武蔵 

4.つまり、不安へ立ち向かうときの心構えは、挑戦者になることです。その反対に完璧主義があります。うまくやりたい、との気持ちに欲がでれば、完璧主義 ≒ マイナス思考となってしまいます。たった1点のミスが怖くなる、心境です。スポーツ選手が、「絶対に金メダルをとります」とか「絶対に負けられない」と表明したときに、えてして力を発揮できずに負けてしまう印象がないでしょうか。負けることが怖くなり、あまりよくない緊張がはしるように感じます。逆に、「金メダルをめざして頑張りたい」とか「是非にも勝ちたい」などの表明だと、わくわくする緊張感になり、応援する側も、勝ち負けをこえて楽しみになるように思います。うまくやろうとせず、精一杯やる、一所懸命にやるという感じです。

注)「自分はうまい」、「完璧だ」、「うまい人になったつもりで」などと自己暗示をかけて集中する方法もありますので、場面や人によっては使い分けをします。

5.緊張をのりこえるだけで、全てがうまくできるのではありません。たとえば、ピアノの発表会のことを考えてみて下さい。緊張しなかったらうまくひける?そうではありません。日頃のピアノの練習なくして、うまく弾くことはありえません(注)私はピアノはあまりうまくありません(^^;)。スピーチや、会話、社交などにも、技術(Skill)の問題が多く含まれています。日頃から関心をもって話題を集めておくことや、間の取り方、目線のやり方、表情など演出も必要です。もとより社交を好きで参加していた人たちにとっては、その場を通じてそれらのスキルも増していることと思いますが、回避してきた方の場合、それらを磨くこともまた大切になります。自信は周到な準備から生まれるものです。

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」 宮本武蔵

6.そして、おわったことをくよくよ考えず、失敗を生かす気持ちで精進されていかれることを願っております。

「過去と他人は変えられない。自分と未来はかえられる。」 おしまい
posted by かなめクリニック at 15:59| 精神科・心療内科

2010年02月24日

第24回北九州市民精神保健福祉の集い

  皆様、ご無沙汰しております。ジンチョウゲの花の香りのする頃、花粉症もきつくなってきました、涙がとまりませんね!
  さて、下記をご案内いたします。大変わかりやすく、勉強になるお話がありますので、ご興味のあります方は是非ともご参加下さい、お待ち申し上げております。

   名称 第24回北九州市民精神保健福祉の集い         
   日時 平成22年2月27日(土)13時〜
   場所 AIM(アジア太平洋インポートマート) 3階会議室
        福岡県北九州市小倉北区浅野3-8-1
           JR小倉駅新幹線口から徒歩5分


  演題
    第一部:特別講演 13:40〜 14:45
       「精神科のお薬は本当に危険でしょうか?」
           神庭 重信 九州大学精神科神経科教授
ひらめき
           
    第二部:  15:00〜 16:30
     「無料相談コーナー」(希望者のうち先着約20名)

北九州市の精神神経科診療所協会会員等(私を含む)が相談をお受けいたします病院
posted by かなめクリニック at 17:26| 精神科・心療内科

2009年10月13日

大戸先生の徒然日記@

皆さんはじめまして。私は、昨年7月より勤務しております大戸 浩之(おおと ひろゆき)と申します。随分前に要院長から、「ぜひ何かブログに書いてください!」とお願いされていたのですが、なかなかよいテーマがみつからずにきておりました。何か文章を書くというのも難しいと思いつつ、最近私が感じたことを少しだけ書きたいと思います。

仕事柄、患者さんやそのご家族には、病状に応じた通院、服薬の必要性の他に、バランスのとれた食事や睡眠、適度な運動(運動に関しては、あまり病状の重くない方になりますが)の必要性などを話します。しかし、これらを自分に置き換えてみますと、どれをとっても恥ずかしい程の状態で、いわゆる「医者の不養生」な状態でした。「メタボ」が気になりつつも、食事に気をつけるでもなく、年に数回程度のゴルフ以外は運動もせず、朝から夕方まで椅子に座っての診療が続いていました(慢性的な不眠症もあります…)。このままでは「まずいよなあ」と感じつつも何も変えようとはしていなかったのですが、8月にフットサルの試合をする機会がありました。20〜30代前半の「若い子」中心のチームで、私が最年長でした。怪我だけはしないようにと短時間だけ試合に出ましたが、息はあがりっぱなしで、不安になるくらいの動悸、変な汗(+数日続いた筋肉痛)もありました。頭では追いつけると思うボールに脚がついていかず、「子供の運動会で転ぶお父さんって、こんな感じなんだろうなあ」と思ったりもしました(笑)。試合後は、皆で銭湯に入って裸で語らい、「反省会」と称した打ち上げという流れでした。すっかり忘れていた心地良い疲労感、皆から元気をもらったような感じにもなり、これから継続できる(適度な)運動を考えてみようかなあと思ったりもしました。結局は今日まで何も始めていないのですが、これを機に行動に移してみようかと思っています。
冬までの短い期間ではありますが、次第に過ごしやすい季節となってきております。皆さんそれぞれの目的に応じた、程度な運動などを始めてみてはいかがでしょうか?
それでは、また機会をみつけて、書いていきます。
posted by かなめクリニック at 20:00| 精神科・心療内科

2009年06月01日

大戸浩之先生のご紹介

さて、今後、副院長の大戸浩之先生にも、紹介をかねてブログ寄稿をお願いしてあります。彼とは、九大精神科医局時代からの付き合いで、私が松尾病院で働いていた折、彼は国立小倉病院精神科にて副部長をしていました。そんなとき、「将来、開業したら一緒にやろう!」と夢物語のように話した事を覚えていてくれて、平成20年7月より当院へ来てくれました。義理がたさ、信頼、親切・丁寧とあわせ、遊び心も存分にあり、バランスのとれたよい医師です。私と同じで、ちょっとシャイなところもあり、社会不安障害グループ治療では、ともに汗を流しながら練習もしております。1人よりも2人、スタッフと力を合わせ、皆様に役立てる、仁としての医、の仕事をこれからもやっていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
posted by かなめクリニック at 18:01| 精神科・心療内科

不安を強めるもの・予防対策(SAD9)

日射しが強くなってきました。蝉の鳴き声など響いたら、立派な夏のはじまりです。梅雨を知らせる、ほたる。もう見に行きましたか。

第九回 不安を強めるもの・予防対策
不安や緊張を強める原因として、1.睡眠不足、2.刺激物(カフェイン、香辛料、酒、薬)、3.運動不足、4.かぜ、5.ストレスがあげられます。睡眠不足時には、気分がハイになることもありますが、不安は強く感じやすくなることが知られています。睡眠不足対策は、以前に書きました、睡眠に関する話をお読み下さい。刺激物ですが、コーヒー、お茶、紅茶、ウーロン茶、コーラ、ココア、チョコレートなどに入っているカフェインが不安を増強します。反応には個人差がありますが、手が震えたり、動悸がしたり、赤ら顔になったりの症状が強まります。丁度よいカフェイン摂取量としては、1日普通コップ1〜2杯のコーヒー分と言われおり、適度な多幸感、集中力が期待されるといわれます。それ以上では、かえってマイナスがあると言われます。ついつい私も多く飲んでしまっていますが、多く飲んでいた場合、急にやめると禁断症状として、頭重、気力低下、集中力低下などがでてつらくなることもありますので、緊張する場面の直前にいきなりやめるよりは、1〜2週間ぐらいかけて徐々に減らす方がよいでしょう。お茶や、コーラ、ココアなどは、およそコーヒーの半分のカフェインを含みます。カフェインの入っていないお茶としては、麦茶、杜仲茶などがあります。お酒は、飲んだときではなく、翌日などに不安を強めます。薬としては、ぜんそくの治療薬などが、興奮作用にて緊張を増強します。運動は、ストレス発散の意味でも、ドキドキや息苦しさになれる意味でも、不安・緊張を軽減するのに大切です。
以上を参照に、自分なりのアレンジをして、不安・緊張対策を準備していってください。必ずや、不安・緊張は克服され、少しずつ世界がひろがり、人生の景色も意義も変わってくるものと信じ、応援を続けていきます。

次回は、第十回にて最終稿となります。おたのしみに。
posted by かなめクリニック at 18:00| 精神科・心療内科

2009年01月13日

社会不安障害の治療(SAD8)

新年あけましておめでとうございます。平成21年の年明けですが、いかがお過ごしですか。世界的に景気は冬の時代となり、大変苦労している方も多いと思います。安易な楽観論はおしかりを受けると思いますが、季節がめぐりかわるように、春がおとずれるのを心待ちにしています。
「しあわせは、いつもじぶんのこころがきめる」相田みつを

第八回 緊張・不安と成績との話
緊張や不安は決して完全な悪者ではないことを、以前に書いたと思います。緊張や不安に強い人は、むしろそれを楽しんでいると。紅白歌合戦で、森進一さんの「おふくろさん」の熱唱に胸を打たれましたが、緊張感があればこそと思います。動物や人で、緊張の強さと成績を比べた実験があります。それによると中等度の緊張よりももう少し緊張しているぐらいが一番よい成績が出ると報告されています。勉強や、車の運転を考えてみてください。少し、心配や緊張感があるときの方が集中できてよくやれた経験があると思います。あまりに緊張しすぎても、緊張感がなさすぎても悪い結果につながります。「緊張をたのしんで」、しかしこれがまた難しいのです!当院で毎週土曜日午後に行っている社会不安障害グループでは、これを目指し、私も含めてみんなでその練習をやっております。
posted by かなめクリニック at 18:47| 精神科・心療内科

2008年08月04日

社会不安障害の治療(SAD7)

暑中お見舞い申し上げます。もう海などへは行きましたでしょうか。せみが猛烈にないています。夜の花火は大勢の人だかりで、まつりにも熱気があり、にぎわいをみせています。どのような夏を過ごしていますか。

第七回 社会不安障害の治療の落とし穴
いざ、不安・緊張・恐怖の治療を開始しても、かえって悪くなったと感じる人が結構います。やればやるほどみじめな体験をつみかさね、「こんなことならやるんじゃなかった」とため息をつき、「自分の場合は、もっと根の深い別の病気で、みんなと違い、不安にむかっていってもなおりっこない。その証拠に、これまでも不安にいろいろとたちむかったけど、いつもダメだった、これからもダメだ。この方法ではやはりだめだ、相談しても何もかわらないしわかってもらえない、あきらめよう」と。こんな落とし穴に陥ってしまい、治療をあきらめてしまいます。社会不安障害は、見逃されてきた障害、と言われますが、多くの人が悩んでいるにもかかわらずその存在が見逃されてきた背景には、このような再び水面下にもぐってしまうことが関係しています。
山登りをしているときに、はるか頂上をみると、とてもあそこまではいけないと思ったり、少々進んでも全然と近づいていないような気がしたりします。ほかの人と比べると、自分を追い抜いていく人や、ずいぶんと先まで進んでいる人があり、まるで自分がとり残されて、どんどんと後ろに下がっていくかのような錯覚にさえ陥ります。ここで奮起する人もあるでしょうが、多くの場合は、絶望から頂上へと進むことをあきらめてしまう。そういうことです。人と比較して、自分のマイナスな部分にばかり目がいってしまう。せっかく頑張っているのに、ダメなところばかりが記憶に残ってしまう。そうして、せっかく治るための貴重な経験が、みじめな体験として残り、気力をなくしてしまいます。大切なことは、人との比較ではなく、比較するものは、過去もしくは現在の自分であり、その一歩一歩の成長を確かめて、喜んでいけることにあります。先日とある芸能人が、「一日の終わりに、その日の自分のよかった点を3つ思い出して眠るようにしています」と話していました。このよい点に気づけるかどうかが、不安症治療のコツとなります。それはつまり、マイナス思考からプラス思考へということにも同じです。〜つづく〜

社会不安障害について、を連載してはや1年半になりました。あと3回の、計10回を予定しています。おたのしみに。
posted by かなめクリニック at 16:09| 精神科・心療内科

2008年03月21日

社会不安障害の治療(SAD6)

またまた久しぶりにペンをとります。あっというまに冬もすぎ、ところによっては春の息吹も感じられます。また、三寒四温で、油断しやすくもあり、季節の変わり目、ご自愛下さい。もっか、花粉症のためジンチョウゲ(沈丁花)の香りもマスクの外にあり、もったいない心持ちです。
第六回 社会不安障害の治療の進め方について2
前回、自分自身の何をどれくらい不安に感じているか、どのような症状が出ているかを記録することまで話しをしました。これまでの自分をふりかえって、不安階層表で不安場面のランキングをつけました。次に、この中からこれぐらいなら何とかできないことはないけれども、怖いという不安場面を選びます。いざ、不安場面へ挑戦していくのですが、不安場面の挑戦は、これまでに書きましたように、山登りに似ています。いきなりエベレストへ挑戦するような取り組み方では余計に傷口を広げることにつながります。何とか自分にもできそうな山から挑戦する方がよく、あまりに簡単すぎれば治療効果が期待できなくなります。ターゲットをしぼって、日々挑戦を試み、記録をつけていきます。
漠然とみている自分の不安を、比較してみれるようになることは、とても大切なことです。比較する基準は、過去もしくは現在の自分が体験している不安、である方がよりよく、日頃から意識して練習することでできるようになっていきます。昨日の不安、先週の不安、前回の不安と比べてどうかと。もし、自分が社会不安障害(もしくは不安症)で困っていると強く思うなら、その思いをエネルギーにかえて、面倒ですが、この記録を継続していきましょう。その際、落とし穴が待っていますので、次回はそれについて書きます。〜つづく〜

追伸:おかげさまで、社会不安障害グループ(土曜日午後1時〜3時)におきましては、大変好評を得ております。治療に参加する我々もまたそこで、教えられ、学びながらやっております。回復するということは、当人ならずとも大変に嬉しいことです。当院のグループの特徴として、1.任意参加(必ずしも連続しての参加は必要ありません。不要と思われるときは参加を断れます。)、2. 秘密厳守(グループで知った他人の情報を他で絶対に話してはいけません)、3.保険診療で行っています、4.自費もしくは他院での精神科治療と併用してグループ治療のみを受ける場合は3000円、5.参加や見学に関しては、治療の性質上、院長診察の上、当院でのグループ治療にメリットがあると判断された場合となります。そのほか、遠慮無くご相談、ご利用ください。(近日、紹介ページをホームページ上にアップする予定です。)
posted by かなめクリニック at 11:18| 精神科・心療内科

2007年09月24日

社会不安障害の治療(SAD5)

久しぶりにペンをとります。あっというまに極暑の夏もすぎ、秋に入りました。朝夕はすずしく、虫の音も秋を感じさせますが、日中はまだ暑く汗ばむ天気です。季節の変わり目、ご自愛下さい。5月病でなく9月病にならないように・・・。

長いブランクのため、何を書いたかすっかり忘れてしまいましたので、再度これまでの要点を書き出してみますと
第一回 社会不安障害のあらまし
第二回 不安の性質と「慣れ」について
第三回 社会不安障害の成り立ち・森田療法
第四回 社会不安障害の自然軽快・治り方・認知行動療法について
となっておりました。

第五回 社会不安障害の治療の進め方について
まず、自分の病気について正しく理解し、絶対に治る病気であると認識することからはじめます。緊張しすぎる、人目を意識しすぎる、体の症状が抑えがたいほどに出てパニックを呈することがあり、そのために本来の自分を出すことよりも恥をかかないですむ方向を結局は選び、なるべく目立たずに人生を送りながら、その反面、この不安さえなければと自己卑下し劣等感にさいなまれる。そのような心持ちがみられます。まず、これまでの経過をふりかえり、不安がどのように増幅されてきたか、どのように不安を(結局は)回避してきたかを見直します。そして、今現在の症状や場面を、思いつく限り書いていきます。不安な症状に関しては、思考と行動、身体症状に区別して書くようにします。ここで書き出された、不安場面に関して、怖い順にランキングをつけていきます。人生で最も怖かった時を100点とし、全く怖さを感じない時を0点、そしてその中間を50点として点数をつけ、ランキングをつけます。これを不安階層表と呼びます。〜つづく〜
posted by かなめクリニック at 22:52| 精神科・心療内科

2007年05月07日

社会不安障害の治癒(SAD4)

こんにちは。ゴールデンウィークはいかかでしたでしょうか。雨が降ったり晴れたり、うまくメリハリはつきましたでしょうか。人生山あり谷あり、なるようにしかならない。(最近、印象に残った言葉です)

第四回 社会不安障害の自然軽快・治り方・認知行動療法について
社会不安障害の自然軽快について。一時期、人目を強く気にするようになったとしても、自然に、もしくは自己流のやり方で治癒した人もあります。思春期に人前で顔が赤くなり、発表などでは声が震えてしまってた人が、大学で落語研究会に入り、無理矢理にでも人前で落語をやっていたら、いつのまにか治ったという人や、弁論部に入り、話し込むことを重ね、克服できたという人もあります。恥ずかしいという思いは、むかっていくならば、一時的に大きくなりますが、際限なく大きくなることはなく、やがて頂点に達し、あとは下り坂となっていきます。頂点への達し方には個人差(感受性)がありますが、長くてもせいぜい1〜2時間でしょう。逆に、恥を恐がり、避ける、もしくは逃げたいと願うと、その時点ではいくらかほっとしても、次は不安が大きくなり、やがてはびっくりするような強い緊張におそわれることとなったりします。不安障害をかかえる人の多くが、失敗をおそれる傾向が強く、完璧主義で、八方美人的でもあると言われています。反対に不安障害のない、健康な人からは、「とりあえずやってみよう。はじめからうまくいかないのは当たり前。失敗したらまたやりなおせばよい」といった話しがよく聞かれます。そのような考え方の違い(基本的信念)が、行動を変化させ、やがて性格を形成し、ときには病気を引き起こします。また、不安や緊張の場面で、『危ない、死ぬかも知れない、(この不安から)逃げ出さなければ』と無意識に考える人と、『どきどきする、おもしろい、わくわくするのがたまらない、一つこわいけど挑戦してみよう』と考える人とがあります。この無意識の考えのことを自動思考と呼びます。これまでの体験の中で自然にしみついたもので、よくよく考えれば、矛盾だらけの考えであっても、正しいと信じて疑わないようになっています。自動思考により不安な気分が生じ、不安な気分はまた、そのような自動思考を発生させます。さらにその状況でのその人の行動にも強く影響しています。認知行動療法では、この自動思考に着目し、行動変容を行い、より自分らしい考えのもと、納得のいく自分の姿へと徐々に回復していく治療のことです。つづく。

追伸:リビング北九州にて最近、取材を受けました。「5月病を吹き飛ばせ」のタイトルで近々、記事が掲載になるそうです。
posted by かなめクリニック at 13:41| 精神科・心療内科

2007年03月09日

社会不安障害とは(SAD3)

おはようございます。ずいぶんと間隔をあけてしまいました。ちょっと気持ちを乗せ、しばらくは連続で書いていきます。三寒四温とは言うものの、20度もの温度差がでるのには驚きです。地球温暖化に何ができるか、みんなで考えるよいチャンスかもしれません。

第三回 社会不安障害の成り立ち・森田療法
社会不安障害での不安に関して。
もともと人見知りや、人前で黙り込んでしまう性格の方が、思春期になり、たまたま人前で失態を演じたりします。発表でつまったり、とちったり。そんなとき、まわりでくすくす笑われたことを意識しだしてから徐々に症状が強まっていきます。思春期は、まわりの目が気になる年頃です。親や先生の言うことに反発を覚えだし、それよりも仲間を大事にする時期で、それ故にまわりから白い目でみられることに対して大変ナーバスになっています。理想的な姿にあこがれ、完璧を追い求める。そのため少しの失敗がゆるせず、恥を感じやすくなっています。人前での失態を意識しすぎる余りに、そのような場面をなるべく避け、または避けたいと願いながら苦痛を堪え忍び、それなのに不安が強くなるという悪循環に陥ります。この経過は、前回説明した幽霊や蜘蛛が怖くなる過程に似ています。意識しまいと思いながら、かえって強く意識してしまい、いろいろ工夫し努力しているにもかかわらず、ますます緊張してしまう。森田療法では、このような状態を精神交互作用と説明し、それに対し「あるがまま」に対処することで治っていくことを教えています。治るためのポイントは、「怖い」との思いをほったらかしにして、やるべきことに集中し、ひらきなおってやっていくこと(緊張や不安では死なない!煮るなり焼くなりすきにしろ!)となります。しかし、この「怖い」との感情をそのままにしておくと、すぐに怖くなくなる、ということではありません。〜つづく〜


posted by かなめクリニック at 11:59| 精神科・心療内科

2007年01月29日

不安の正体(SAD2)

おはようございます。みぞれまじりの雨に、寒くて動けず、冬眠でもしたい気持ちですが、これでようやくスキーができると思えば、ほんわり嬉しくもなります。

第二回 不安の性質と「慣れ」について
今回は不安の性質、特徴について書きます。
「幽霊が怖い」と言いますが、実際に幽霊をみた人はほとんどいません。幽霊という言葉をならいたての子どもは、実物を知らないままに怖い物として教え込まれ、怖がるものとして覚え込みます。そして、怖いから逃げようとする子どもは、幽霊がどんどん怖くなり、幽霊は一体どんなものだろうと興味をもった子どもは、その正体が布きれだったり、破れた傘だったりして、「な〜んだ」と平気になっていきます。
ジェットコースターを好きな人は、乗りながらこのように言います。「キャー、こわいー」。そして何回か乗ると、「もうあんまり怖くなくなったので、もっとすごいやつに乗りたい」と。嫌いな人はこう言います。「何で、わざわざ、お金を払って危険な目にあわなければならないのか!馬鹿らしい」。危険!に敏感になった人は、やがて飛行機も、落ちることを真剣に考え、せまいエレベーターも地震にあい動かなくなることを想像し、ますます怖がるようになるかもしれません(オーバーですが)。
蜘蛛の苦手な人は、どんどん蜘蛛から逃げるようになります。そしてそのうち、ケースの中に入った蜘蛛や、蜘蛛の写真にも近づけなくなります。そして、蜘蛛のおもちゃを投げられただけでパニックに陥ります。もし、この人に蜘蛛のおもちゃをしっかり握らせる罰ゲームをさせたらどうなるでしょうか。「きゃーーーーー」と、言葉にならないほどの叫びが続くことと思いますが、3時間も4時間も叫び続けることはありません。さすがに、ばててきて、どうでもよくなり、怖がることに疲れてきます。そして、「なーんだ、ただのゴムのおもちゃじゃん、よくみると結構かわいいかも」とまではいかないまでも、平気になっていきます。実際、ノルウェー人の先生は、この方法で蜘蛛恐怖を簡単に治すと話してくれました。蜘蛛恐怖の人に、笑顔で近づき、小さな蜘蛛をさっと触れさせ、笑顔で「ほら大丈夫」と言うと、あまりにとっさな事で、本人もただ笑顔で「あははは」となるそうです。しかし、アジア圏などでは、この方法は難しいとも話していました。ノルウェーの蜘蛛は小さく毒のないものがほとんどであるのに対し、アジア圏などでは、いかにも毒々しい大きなやつが多く、人々は生き残るため遺伝子レベルで蜘蛛に対する恐怖を獲得しており、不安の潜在レベルが高いからと話してくれました。それでも、治していく方向は同じになります。つまり、不安は、においや味と同じで、時間とともに慣れていくものということです。つづく〜
posted by かなめクリニック at 13:10| 精神科・心療内科

2007年01月13日

社会不安障害の治療の紹介

こんにちは。暖冬に、梅の花も咲いてしまったところもあるそうです。末広がりのお正月飾りも一役をおえて、週末にはどんと焼きにぜんざい、なんてところも多いでしょうか。

今後、当クリニックでは社会不安障害の治療とて、集団認知行動療法を開始していきます。そこで、しばらくは、社会不安障害に関しての話を書いていきたいと思います。これを読むだけで、軽い方であれば、受診しなくても改善するような内容をめざし、わかりやすいものをと思います。少しでも皆様のご参考になればと願います。

第一回 社会不安障害のあらまし
いわゆる、はずかしがりや、のことを社会不安障害=Social Anxiety Disorder (SAD)といいます。厳密な定義もありますが、程度がひどくて、他の病気によりひきおこされたものでない場合を病気として治療の対象と考えます。以前より、日本では、対人恐怖症、赤面症、書痙(字を書くときに緊張で手が震える)、視線恐怖などとして知られていました。以前は日本人の恥の精神と関係すると言われ、欧米にはほとんどない障害と言われていましたが、20年ごろ前より実は欧米にも多いことが知られ、急速に治療法が確立されてきました。この病気が、はずかしい、ゆえに人に言わない、または、性格と思われ、多くの人が秘密にして、人知れず苦しんできたために、発見が遅れたのだろうと言われています。もともとの人見知りが強いなどの性格傾向に、悪循環がかさなり、多くは中学生くらいから自覚されだし、長らく苦しんでいきます。10人に1人ぐらいとの報告が中心ですが、もっと多いと考えられています。なぜなら、はずかしいからです!
単なる性格傾向ではなく、病気であり、正しい治療にて治っていきます。治療には大きく、薬物療法と認知行動療法とがあります。森田療法もありますが、私は、これも認知行動療法と基本は同じと考えています。
この病気の本質は、人の目を意識しすぎること、にあると考えられています。つづく〜

posted by かなめクリニック at 17:41| 精神科・心療内科

2007年01月01日

元旦

あけましておめでとうございます。元日からオープンしているお店も、当たり前の風景になりました。たのしみにしていた、ボビーとホンマンの試合も、あっという間に終わり、笑う暇もなく、残念です。うまくいった人も、いかなかった人も、昨年はお疲れ様でした。三が日で、のんびりと充電して、今年も頑張って参りましょう!

松下幸之助氏が紹介している話しに、次のようなものがありました。「四角い器に味噌を入れ、それを丸い杓子でとるようにすることが大事でしょう」と。当初は、ピンとこずに、読み流していました。
人生を、終わることを前提に振り返ったとき、本当にやりたいことがみえてくる、と言います。また一方で、なくなった後に、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと思い悩むことも常です。しかし、そのようなことも、結局はできていないことが多く、それが現実です。100%を求めすぎると、不要な緊張や無駄が多く、いたずらに消耗して、総じてうまくいかないものです。できることは限られており、6〜8割の事を、とりあえずやっていくようにする。このように考えてみると、もう少し心地よく物事へ挑戦できるのかもしれません。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
posted by かなめクリニック at 16:53| 精神科・心療内科

2006年12月08日

・・・にもかかわらず笑う

こんばんは。12月に入り、冷え込んできました。小倉の街もイルミネーションに飾り付けられ、なにやらわくわくする雰囲気になっています。

この間、北九州リビングの取材へ参加しまして、「家庭の中の笑いとコミュニケーション」について、噺家の山椒家小粒さんと、お笑いのレトロブラザーズ(門司で活躍)と対談を持つ機会を得ました。大変おもしろく、お役にたてたかどうかはともあれ、貴重な体験をさせてもらいました。大阪府が、笑いの本場とのことで、笑いについてまとめたレポートを出していました。その中より、ポイントを紹介します。

笑いの効果として、気持ちや考えを一瞬でリセットし、嫌なことを忘れたり、ポジティブな方向へ導いてくれる。また免疫を安定させ、癌やアレルギーをやわらげることが報告されています。積極的に笑おうとすることに意味があるようで、次のような言葉があります。
「人は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」
他には、哲学者ニーチェの言葉として
「人間だけが、苦しみや不幸に対して、笑うことを発明せざるを得なかったのだ」とも
大変な状況にもかかわらず笑う、苦しいにもかかわらず笑う、などの・・・にもかかわらず笑う、ということは、一つの健康法であり、予防法としてお薦めできると思います。もちろん限度もあるでしょう。笑う門には福来たる、つらいときこそ笑い飛ばしていきましょう!

追伸:記事は12月30日、北九州リビング年末特集に掲載されるそうです。
posted by かなめクリニック at 19:22| 精神科・心療内科

2006年11月29日

「けんかも勉強」

こんばんは。例年に比べると寒くないなぁ、と感じる今日この頃です。早生のみかんも食べ頃で、今年の果物はあたりが多い!と喜んでいます。世間では、北朝鮮、核、拉致の問題が話し合われ、考えれば考えるほどに難しく、期待を託すのみです。

ついこの間、「けんかも勉強」と幼稚園の先生が話してくれた、と子どもから聞き、おもしろいことを言うものだと感心しました。心理学でよく引用される言葉に「過去と他人はかえられない、自分と未来は変えられる」というものがあります。けんかから何かを学ぶのか、それとも責めるだけで終わるのか、成長のヒントがそこにあるように思え、子どもに「言い言葉を教えてくれて、ありがとう」と言うと、よく分からない顔ながらも、何となく得意げに喜んでいました。「期待とユーモア」で、ストレスも消化吸収していけるといいですね。
posted by かなめクリニック at 21:04| 精神科・心療内科