2007年09月24日

社会不安障害の治療(SAD5)

久しぶりにペンをとります。あっというまに極暑の夏もすぎ、秋に入りました。朝夕はすずしく、虫の音も秋を感じさせますが、日中はまだ暑く汗ばむ天気です。季節の変わり目、ご自愛下さい。5月病でなく9月病にならないように・・・。

長いブランクのため、何を書いたかすっかり忘れてしまいましたので、再度これまでの要点を書き出してみますと
第一回 社会不安障害のあらまし
第二回 不安の性質と「慣れ」について
第三回 社会不安障害の成り立ち・森田療法
第四回 社会不安障害の自然軽快・治り方・認知行動療法について
となっておりました。

第五回 社会不安障害の治療の進め方について
まず、自分の病気について正しく理解し、絶対に治る病気であると認識することからはじめます。緊張しすぎる、人目を意識しすぎる、体の症状が抑えがたいほどに出てパニックを呈することがあり、そのために本来の自分を出すことよりも恥をかかないですむ方向を結局は選び、なるべく目立たずに人生を送りながら、その反面、この不安さえなければと自己卑下し劣等感にさいなまれる。そのような心持ちがみられます。まず、これまでの経過をふりかえり、不安がどのように増幅されてきたか、どのように不安を(結局は)回避してきたかを見直します。そして、今現在の症状や場面を、思いつく限り書いていきます。不安な症状に関しては、思考と行動、身体症状に区別して書くようにします。ここで書き出された、不安場面に関して、怖い順にランキングをつけていきます。人生で最も怖かった時を100点とし、全く怖さを感じない時を0点、そしてその中間を50点として点数をつけ、ランキングをつけます。これを不安階層表と呼びます。〜つづく〜
posted by かなめクリニック at 22:52| 精神科・心療内科