2007年01月13日

社会不安障害の治療の紹介

こんにちは。暖冬に、梅の花も咲いてしまったところもあるそうです。末広がりのお正月飾りも一役をおえて、週末にはどんと焼きにぜんざい、なんてところも多いでしょうか。

今後、当クリニックでは社会不安障害の治療とて、集団認知行動療法を開始していきます。そこで、しばらくは、社会不安障害に関しての話を書いていきたいと思います。これを読むだけで、軽い方であれば、受診しなくても改善するような内容をめざし、わかりやすいものをと思います。少しでも皆様のご参考になればと願います。

第一回 社会不安障害のあらまし
いわゆる、はずかしがりや、のことを社会不安障害=Social Anxiety Disorder (SAD)といいます。厳密な定義もありますが、程度がひどくて、他の病気によりひきおこされたものでない場合を病気として治療の対象と考えます。以前より、日本では、対人恐怖症、赤面症、書痙(字を書くときに緊張で手が震える)、視線恐怖などとして知られていました。以前は日本人の恥の精神と関係すると言われ、欧米にはほとんどない障害と言われていましたが、20年ごろ前より実は欧米にも多いことが知られ、急速に治療法が確立されてきました。この病気が、はずかしい、ゆえに人に言わない、または、性格と思われ、多くの人が秘密にして、人知れず苦しんできたために、発見が遅れたのだろうと言われています。もともとの人見知りが強いなどの性格傾向に、悪循環がかさなり、多くは中学生くらいから自覚されだし、長らく苦しんでいきます。10人に1人ぐらいとの報告が中心ですが、もっと多いと考えられています。なぜなら、はずかしいからです!
単なる性格傾向ではなく、病気であり、正しい治療にて治っていきます。治療には大きく、薬物療法と認知行動療法とがあります。森田療法もありますが、私は、これも認知行動療法と基本は同じと考えています。
この病気の本質は、人の目を意識しすぎること、にあると考えられています。つづく〜

posted by かなめクリニック at 17:41| 精神科・心療内科