こんばんは。 もうじき師走です、早いものですね。
先日の日本シリーズはハラハラドキドキの見事な試合で、ソフトバンクホークスが劇的な優勝をかざりました。横浜DeNAの抑えのピッチャーもすごかったですが、あの場面での内川選手のホームランにはしびれました。
勝負に関連した私の知っている認知行動療法のスキルを少しご紹介します。ここ一番に強い人と弱い人との違いです。弱い人の多くは、勝負どころでネガティブイメージ(最悪の結果)「ここで負けたら、失敗したら、うまくやれなかったら、みんなからドン引きされ・・・」に包まれてしまい、負ける恐怖を強くしていると言われています。一方で、勝負どころに強い人の多くは、ポジティブイメージ(最善の結果)「ここで打てたらかっこいい、今日のヒーローは私だ!」など、わくわくとした冒険心や挑戦心に包まれていると言われています。では、勝負に強い人はネガティブなことを全く考えないのかというと、そうではなく、ネガティブばかりにとらわれていないことがその違いになります。未来には両方のチャンスがあり、ネガティブピンチばかりにとらわれてしまっている時に、それに気づき、あえてポジティブチャンスも思い描けるようにしていくことで、心に余裕がもどります。もちろん、イメージだけではダメで、日頃の練習や実力があってのもので、マイナスをプラスでほぐした後には、余計なことを考えすぎずに目の前のことへしっかりと集中していくこと(マインドフルネス)が大切になります。負けることをいたずらに恐れすぎている場合には、「勝敗は兵家の常」として開き直る心境も大切になります。また、「苦しいのは自分だけでなく、相手も同じく苦しいんだ。同じ重圧を受けながら弱音を吐いた方が負け」との我慢比べのような認識が有用なこともあります。日ごろから緊張感をもってよくよく鍛錬しておくことはとても大切ですが、なかなか難しいことです。最後には「人事を尽くして天命を待つ」、つまり運です。
こんなに私が勝負を分析する必要もないように思いましたが(^-^;、何かの参考になれば。