今日、北九州は秋晴れのてもよい天気になりました。日がやさしく、空気がきれいです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「この自分たちが、大自然の中の無力な小さい点であるという思いを、遊牧民たちの誰もが必ず心の底のどこかに持っている」
井上靖さんの小説「蒼き狼」の中にある一文です。とても心をひかれました。雄大で悠久な存在の自然には圧倒的な影響力と浪漫を感じます。その昔、地球はもっと果てしなく大きかったのでしょうね。
心がつらくなった時、そんな自分の今の思いが、全体の中の小さな一点にすぎないとみえてくることで、ずいぶんと解放された経験はありませんでしょうか。もちろん、その小さな一点に価値がないということではなく、たくさんの価値に触れることを通して。
どこかに出かけてみたい気分です。